ネルソン日和

南半球・ニュージーランドにある街、ネルソンでの日々を綴っています。

蜜蝋ラップとボウルカバー

きのうから小雨が続いているネルソン。
夏の間、雨が全く降らず
深刻な乾燥と水不足が問題になっていたので
今回の雨は恵みの雨。
いつもなら晴れてる方がいいけれど
今回ばかりはもっともっと降ってくれと思います。

 
蜜蝋ラップ、またはビーズワックスラップって聞いたことありますか?
 
その名の通り、蜜蝋を使った布製のラップで
使い捨てのラップとは違い
何度も繰り返し使えるもの。
 
こちらNZでは数年前から見かけるようになり
最近では一般的な存在になり
スーパーでも見かけるようになりました。
 
私もずっと気になっていたので
少し前にネルソンのサタデーマーケットで
初めて購入しました。
 
イメージ 1
サイズ違いの3枚セットで$20でした。
写っているのは2枚だけですが。
右上の棒状に巻かれたものが買った時の姿。
 
赤いラップはチーズ専用にしています。
いつも1kgのブロックチーズを買うんですが
一旦開封すると乾燥して固くなりがち。
それを防ぐために今まではビニール袋を使っていました。
でもそれもなんだかなーと思っていたところ
この蜜蝋ラップがぴったりだったんです。
 
あとは半端な果物や野菜を包んだり
お椀のカバーに使ったり。
 
しばらく使うと、3枚じゃ足りないと思うように。
 
なので、自分で作ってみました!
 
イメージ 2
材料は布と蜜蝋だけ!
 
イメージ 3
蜜蝋を削って布に散らして
クッキングシートで挟み
アイロンを当てて蜜蝋を溶かします。
まんべんなく布にしみ込んだらOK。
シートから外して乾かせば完成です。
 
イメージ 4
よく使うボウルに合わせて丸型も作りました。
 
イメージ 5
販売されている物や
多くのサイトでは蜜蝋だけじゃなく
ホホバオイルや植物樹脂をブレンドして作るみたいです。
そのほうが密着性が高いとか。
 
確かに今回作ったものよりも
マーケットで買ったものの方が
柔らかくて使いやすい気がしますが
蜜蝋100%でも全く問題なく使えてます。
 
蜜蝋ラップは使用方法にいくつか注意点があります。
熱に弱いので熱湯消毒ができない
=生肉や魚には使えない
熱いものを包んだり電子レンジでは使えません。
あと、酸性の強いものも使えません。
 
でも、お皿を包んだり
サンドイッチやスナックを包む
(↑一般的な使用例)
そんな感じだと色々つかえるし
水で洗って乾かすだけなので手入れも楽。
 
 
そして、同じ日にもう一つ作ったものがあるんです。
 
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こちらは布製のボウルカバー。
 
蜜蝋ラップは熱いものに使えません。
でもご飯の残り物などの
食べ物を保存するときにカバーとして使えて
そのまま電子レンジで温めもできるものが欲しいと思い
布製のボウルカバーを作ることに。
 
作り方も、ボウルに合わせて
丸く切った布を縫い
ゴムを入れるだけ!と簡単です。
 
こちらも大活躍しています
 
この蜜蝋ラップとボウルカバーを使い始めてから
使い捨てラップを使う機会が激減!
それに冷蔵庫の中がカラフルで
楽しい見た目になりました
 
 
こちらNZでは、この数年で環境問題への関心が高まり
スーパーのレジ袋が廃止されたり
蜜蝋ラップもそうですが
使い捨てのプラスチック製品に代わるもの
(竹製の歯ブラシや、ステンレスや紙のストローなど)が
好まれるようになってきました。
 
私もできるだけごみを減らしたいと思っているので
無理せずできる範囲で取り組んでいきたいと思います