*追記あり(11月25日)
今日は10月10日。
World Mental Health Day(世界メンタルヘルスデー)だそうです。
NZでは先月の9月21日~27日までが
Mental Health Awareness Weekとなっていました。
NZではここ数年メンタルヘルス問題への感心が高まっていると言うか
重要性が高まっていると言うか、普段から
何かあれば相談するように呼びかける広告などをよく見かける気がします。
実は2年ほど前のことですが、夫がカウンセリングを受けたことがあります。
その時期は我が家にとって、とてもストレスとなる状況が続いていて
もともと気分が落ちやすい傾向にある夫が
ついにAnxiety Attack(不安障害による発作)を起こしたのです。
私が初めてその場に遭遇したのは、たまたま夫がソファに倒れ込んでいて
何だか様子がおかしいと気づいた時でした。
落ち着いたあとに話を聞いたら、実は何度か発作があったことを話してくれました。
これは専門家の助けが必要だと思い
すぐGP(ファミリードクター)に予約を取り、先生に診てもらったのです。
それからGPがカウンセリングを手配してくれました。
ちなみに、メンタルヘルス関連の受診の場合
GP初回・カウンセリング3回・GPフォローアップの受診は無料でした。
3回のカウンセリングのあと、更に続けたい場合は有料となります。
(これがどの地域でも同じなのかはわかりません。。。)
*追記*
夫の場合は無料になったのですが、無料にならない場合もあるようなので、どのような条件で金額が変わるのかはわかりません。一度記事を書いたあとで申し訳ないのですが、事前にGPに確認することをおすすめします。
カウンセリングは1回1時間×3回まで。
話を聞いてもらうことで多少は気持ちが落ち着き
ストレスや発作の対処法を教えてもらったそうです。
(過呼吸のときは呼吸、特に息を吐くことに集中してみるなど。)
このカウンセリングのおかげで、今は悪化する前に何とか対処できているみたいです。
夫によると、不安感に襲われているときは
正常に物事を考えられない
このまま死んでしまうんじゃないかと感じる
壁に囲まれている感じ
発話ができない
息苦しい(過呼吸になることもある) などの症状があるらしいです。
夫の発作中、私にできることは「大丈夫。大丈夫だよ。」と
背中をさすり、早く落ち着くことを祈るのみでした。
とにかくリラックスさせることが必要みたいです。
メンタルヘルス改善の1番の薬はストレスの原因を取り除くこと。
その原因を解決したり、問題から距離をおいたり。
幸い、私達の場合はカウンセリングが終わったあとすぐに
元の問題が改善されたので夫の状態も落ち着きました。
でも誰もがすぐに原因を取り除けるわけではないですよね。
それに自分だけで抱え込んでしまうと出口を見失う可能性大です。
なので、まずは誰かに打ち明けることが第一歩だと思います。
そこから次どうするかという段階に進めるから。
(カウンセリングや何かしらの助けを得るなど)
実際には、本人が自分から助けを求めることは難しい場合が殆どだと思うので
周りの人が気づいて声をかけてくれたら、打ち明けるきっかけになるかもしれません。
最近何だか調子がおかしい、気分が落ち込んでいる
誰かに話しを聞いてほしい時や、または周りに心配な人がいる場合など
ぜひこの番号を使ってください↓(NZ国内のみですが。。。)
24時間無料で通話やテキストが送れて
カウンセラーやサポートワーカーと話ができるそうです。
他にも参考になりそうなサイトを貼っておきます。
Helplines - Mental Health Foundation of New Zealand
↑代表的なヘルプラインだけでなく、鬱や不安障害、アルコールやドラッグ
色々な専門の番号が載っています。
https://www.depression.org.nz/
↑こちらはうつ病に特化したサイトです。
うつなのか、不安なのか、両方なのか
自分がどの位置にいるのかをテストで確認できるみたいです。
Does someone you know need help urgently? | New Zealand Medical Association
↑周りに悩んでいる、助けを必要としている人がいる場合に
どうすれば良いかが紹介されています。
↑「R U OK? DAY」と呼ばれる日が9月10日にあったそうです。
周りに助けが必要そうな人がいる場合に
どうやって話しかけるのが良いのかなどが動画で紹介されています。
↓こちらが元になった、オーストラリアのサイトです。
How to ask someone are you ok | R U OK?
R U OK day is coming up, but what do you do if someone says ‘no’? | Evening Report
↑こちらは「大丈夫?」の後に続く言葉の例を挙げています。
なにかの記事で読んだのですが、メンタルヘルスだけでなく
迷子だったり、何か困っている人に「大丈夫ですか?」と聞いても
「大丈夫です」と返ってくることが多いけれど
「なにかお困りですか?お手伝いしましょうか?」など少し聞き方を変えると
相手も助けを求めやすいそうです。
これは日頃から気をつけるようにしようと思いました。
普段のブログでは日常生活のことしか書かない私ですが
最近の日本の女優さんのニュースを知ったときは、数日気分がどよーんとしてたし
Mental Health Awareness Weekもあったことから
誰かのためになるかもしれないと思い、この記事を書くことにしました。
長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。