ネルソン日和

南半球・ニュージーランドにある街、ネルソンでの日々を綴っています。

これからも何度か通るであろう道。

きのう、次女が暗い顔をして学校から帰ってきました

どうしたのか聞いてみると、嫌なことがあったそうで。
「Someone is not respecting Japanese or Chinese peopleと。
(日本人や中国人をバカにしている人がいる)

詳しく聞いてみると、こんなことを話してくれました。

「クラスメイトの○○が、(その子の)お母さんが
”Japanese, Chinese, they are nappies”と歌うんだって

nappies = おむつ

なんだそれ!って笑っちゃいました

どこの国にも人種差別ってあります。
そして残念ながら、こういったフレーズって色々あって
子どもとかが軽く口にしたりするんです。
昔、イジワルな子が「お前のかあさん、でべそー!」って言ってたノリで。
(今の子は違う言い方するんだろうけど(笑))

子どもの前で大人が口にするってことにがっかりするけど
そんな人はどこにでもいる可能性はあるわけでね。


次女には、こう話ました。

「そんなこと言ってたのー?変な歌だね。気にしないでいいんだよ、そんな歌は。
それより、あなたが嫌だと思ったことに母さんは安心したし
嫌なことがあったと話してくれて、ありがとね。
ほかの人のことをバカにしたり、大事にしないのは、よくないことだよね。
そのことをあなたがちゃんと知っているってことが、母さんは嬉しいよ。」

その後、次女は他のことに気をとられて
ケロッと機嫌良くなりました


こちらに住んでいると、周りには色んな文化をバックグラウンドに持つ人が多くいます。
肌の色も目の色もみんな違ってあたりまえ。
文化だって言語だって色々ある。
それは娘たちだって、当然のように知っています。


今回、次女は直接言われたわけではありません。
そのクラスメイトを通して間接的に耳に入り
その子のお母さんも、次女のことを言ったわけではないと思います。
そもそも、本当にそう言ってたのかも謎ですが。

それでも、外国に住むと
(自分が外国人として見られる国にいると)
どうしてもこういった経験は避けられない。

娘たちが、これから何度も通るであろう道。

そんなことを言われたら嫌な気持ちになるけど
そういうことを言うのは
世界を知らない視野の狭い人だと思うんです。
逆に、可哀そうな人だなーと、私は思います。

娘たちには、これからの人生で
「何言ってるの。バカバカしい」とスルーできるような
タフさも身に着けてほしいと、母は思います。


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